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 Ryu-gaku研究留学

★研究留学情報 研究留学に必要な準備、ビザの取得方法などについて説明します。

★留学日記 私が実際に体験した留学準備にまつわる日記を書いています。これから準備される方は参考になることがあるかも?
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研究留学情報 
研究留学に必要な準備について説明します。あくまで参考までで、必ず自分で確認してください。準備のタイムテーブルなどは私の体験談「留学日記」も参考にしてください。
留学準備編
 1.J-1ビザの取得
 2.保険 
 3.お金 
 4.持ち物
 5.役所の手続き

生活セットアップ編
 1.ソーシャルセキュリティーナンバーの取得
 2.アパート探し
 3.セットアップの買出し
 4.銀行口座の開設
 5.電話の開設
 6.ケーブルテレビ、インターネットの開設
 7.運転免許の取得
 

留学準備Q&A

留学準備編

1.J-1ビザの取得 

申請者が所属する大学、企業、団体等と米国内の同様の組織との、交流訪問プログラムに参加するために渡米する方は、交流訪問者のためのJ-1ビザが必要です。ポスドクとしての研究留学にはこのJ-1ビザが必要になります。
ビザの取得が一番重要であり一番時間がかかりますので、留学が決まったらまず準備を始めましょう。

ビザの申請には以下のものが必要になります。

ビザの申請に必要なもの  申請書はアメリカ大使館ホームページ
パスポート
現在有効なもの、過去10年間に発行されたパスポート。

写真 1枚

5cm×5cmサイズのカラー又は白黒で6ヶ月以内に撮影されたもの。背景は白で、頭頂部から顎の先までが25ミリ〜30ミリ、正面 向きの写真。背景に色が付いたものや、ピントがぼけているもの、デジタルカメラで撮影されたものは受け付けられません。

DS-156「非移民査証申請書」 1部
$100相当の申請料の振込み受領証を貼付。

DS-157「非移民査証補足申請書」
 16歳以上のすべて

DS-158「連絡先及び職歴書」
 1部

DS-2019「交流訪問者資格証明書」
 1部
米国での受け入れ先となる学校・機関から発行されたDS-2019という資格証明書が必要です。DS-2019は受け入れ先の機関により交流訪問プログラムに参加することが承認された証明書で、必要な費用、プログラムのスポンサー名、プログラム番号等が記載されています。記載内容に誤りがないかを確認の上、署名します。名前、生年月日等に誤りがあれば、取り直す必要があります。直ちに受入機関に再発行を依頼してください。DS-2019には署名以外手を加えてはいけません。
2003年8月1日以降より、すべての交流訪問者は入国審査時にSEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)仕様のDS-2019(右上にバーコードのついたもの)が必要となります。


I-901 SEVIS費確認書
SEVIS費用は100ドル。ビザ申請前に支払いが必要です。
2004年9月1日以降発行されるDS-2019でJ-1ビザを申請する人は、ビザ申請の前にSEVIS費用を支払わなければならなくなりました。SEVIS費用は100ドル。
この費用は米国内の国土安全保障省(DHS)にビザ申請前に支払い、ビザ申請手続きの際には支払い証明を提出しなければなりません。大使館で払うことはできません。 費用は少なくとも面接日の3日前に手続きされていなければなりません。この費用は払い戻すことができません。


滞在費を裏付ける書類
 1部
交流訪問プログラム期間中の滞在費用を賄える充分な資金があることを証明しなければなりせん。米国の受入機関、あるいは日本の派遣元からの資金提供が有ればそれを示す英文の書類を提出します。DS-2019に収入の記載がない場合、あるいは記載された額が不十分な場合は、過去3ヶ月以内に発行された英文残高証明書を提出します。

まず、準備しなければならないのは、DS-2019です。
DS-2019とは受け入れ先の学校、機関が「この人を受け入れますよ」という証明書みたいなものです。これを留学先(おそらく事務の方)に作ってもらえるようお願いしなければなりません。
いろんな方々のお話を聞いても、この取得にかなり時間がかかる(数ヶ月)ようですから、早めにお願いしましょう。時間がかかるというのは作成がたいへんで時間がかかるというより、なかなかやってもらえないという場合が多いようです。しばらく連絡が来ない、時間がかかりすぎという場合は、「どうなってるのか?いつもらえるのか?いついつまでにほしい。」などと催促したほうがいいです。
また、これに間違いがあるとビザの申請ができないので、受け取ったらちゃんと確認し、間違っていた場合にはもう一度発行してもらうようお願いしてください。


また、ビザ取得には滞在費の証明書が必要ですが、受け入れ先から給料をもらえる場合は受け入れ先から証明を出してもらう必要がありますし、奨学金や学振などのお金で留学する場合には資金を提供してくれる機関から英文の証明書を作ってもらう必要があります。こちらも早めにお願いしておきましょう。


去年の9月よりSEIVIS費用が必要になりましたくわしくはこちら)。100ドルをアメリカのDHSに支払わなくてはなりません。支払いは小切手の郵送またはインターネットを介してクレジットカードでおこない、面接時に支払い証明書を提出します。大使館では支払いできません。費用は面接日の3日前までに行わなければなりませんが、DS-2019のプログラム番号が必要になるので、やはりDS-2019を早く取得する必要があります。


DS-156、DS-157、DS-158は申請書に名前や職業、連絡先などを記入するだけですが、ビザ代行センターにお願いすると一週間ほどで作成してくれます。ビザ代行はさまざまな旅行代理店で行っているようです。私はここにお願いしました。それほど難しくはないですが、初めて申請する場合は自分で作成するより確実でいいかもしれません。


ビザの申請には面接が必要です。
東京のアメリカ大使館と大阪の領事館で面接を行っています。
面接には予約が必要です。予約は下記アメリカ大使館のホームページで申し込むことができます。http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-newappointment.html
一ヶ月先くらいまで予約が埋まってしまいますので、早めに計画をたてて面接の予約を取ったほうがいいです。
面接そのものは大変簡単です。面接は2〜3つ程度の質問で1-2分とみていいでしょう。面接官はアメリカ人ですが日本語が大変上手ですから心配要りません。


書類の不備さえなければ、確実にビザは取れると思って大丈夫です。ビザは面接後1週間で届くといわれますが、たいてい2〜3日で届きます。
出入国するときはビザとともにDS-2019をもっていなければいけません。


2.保険

アメリカで生活する際に、まず医療保険に加入する必要があります。またJ1ビザのプログラムに参加する人は学校で指定された基準を満たした保険に加入することが要求されます。たいていは学校の健康保険に加入することになり、学校の事務から申請書が送られてきます。そうでない場合は、日本の保険会社の海外傷害保険に加入することになります。


健康保険のほかに賠償責任保険というのがあります。文化や習慣の異なる海外では日常生活のトラブルが心配されます。訴訟社会であるアメリカでは、いろいろな場面で賠償責任を問われることがあり、多額の賠償金を請求されることがあります。賠償責任保険は、他人にケガをさせてしまった場合、他人のものを壊してしまった場合、失火によりアパートを損壊させてしまった場合などに支払われます。また、自動車事故による損害賠償金が自動車保険の支払額を超過する場合にも支払われます。

JALファミリークラブ(JFC)の海外赴任者総合保障制度という保険には多くの研究留学経験者が加入されているようです。
このJFCの保険制度の基本プランで賠償責任保険がカバーされます。また海外傷害保険制度をオプションでつけることができます。基本プランは北米で年間45000円。また同時にJFC/JALカードに加入することが必要です(年会費3000円)。家族で渡米する場合、基本プランは同行の家族全員が対象になるそうです。
この基本プランに加入すると上記の賠償が保障されるほか、現地でAIGISを通して日本語で格安の自動車保険に加入できます。アメリカでは通常、履歴のない日本人は自動車保険に加入するのが困難で、高い保険に加入せざるを得ないこともあるようです。

詳しくはGLOBAL PROTECTION http://www.global-protection.co.jp をご覧下さい。無料で資料請求もできます。


3.お金

まず重要なことは、円建てのクレジットカードを作っておくことです。場所にもよるようですが、アメリカはカード社会です。こちらに住んでいる人は、ほとんどの買い物はクレジットカードで済ませています。渡米直後にすぐアメリカでドル建てのクレジットカードを作ろうと思ってもクレジットヒストリーがないのでつくれません。渡米前に円建てクレジットカードを用意しておきましょう。もしもっていなければ、審査に1ヶ月くらいかかることもありますので、早めに手続きしましょう。
日本でドル建てのクレジットカードをつくることもできます。たとえばプレミオカードなど。詳しくはこちら

渡米直後の生活セットアップのために円をドルにかえて持って行きます。たいていはカードで済みますが、たまに現金でないといけない場合もありますし、銀行口座を開くにもある程度お金を入れる必要があります。どれくらい持っていくかは人により、200ドル〜1000ドルくらいのようです。私は500ドル程度持ち込みましたが、ほとんど使わず銀行に入れました。
ドルに換えるのは銀行ですぐにできます。ほとんどは渡米直後に銀行に入れることになるので、トラベラーズチェックでいいでしょう。細かい金額にすると銀行でサインが面倒になるので気をつけてくださいね。


4.もちもの

何を持っていくかは悩むところですね。基本的にアメリカで何でもそろえることができますので、無駄に持っていかないのがよいと思います。(お子さんがいらっしゃる場合は別ですが)
私が持って行くとよいと思うものは
パソコン関連品。ノートパソコンを持ってくることをお勧めします。日本語ソフトが使えるので便利です。それから、こちらにはMOがないので、もし自分がよくMOを使うようでしたら持ってきましょう。
日本のCDとか。邦楽が好きならばですが。さすがになかなかこちらで手に入りません。CDを持ってくるとかさばるのでMP3プレーヤーやiPodにいれて持ち込むとよいと思います。また、こちらにはMDおよびMDプレーヤーがないので、MDを使用したい場合は持って行きましょう。
辞書。日本の参考書。日本の実験書はたいへんよくできています。
歯ブラシ。サイズがでかいものしかないそうです。
常備薬。めがね、コンタクト。
変圧器?もしアメリカで日本の電気製品を使うには120V→100Vの変圧器が必要です。が、変圧器なしでも使える場合が多いようです。

もし手荷物で持っていけなければ郵便小包であらかじめ知り合いやラボに送っておくのがよいと思います。航空便(1週間程度)、SAL便(10日から2週間)、船便(1〜2ヶ月)です。http://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokusai/index.html

私が「何をもって行けばいいか」といろんな人にたずねて得た結論は「持っていたら自分が安心できるもの」でした。最初は何かと不安やさみしさがありますので、自分がよく使っていたものとか食べていたものとかそういったものを持っていくと安心できるかもしれません。


5.役所の手続き

国外転出手続きをしておきましょう。海外に1年以上滞在する場合に、現在居住している市町村役場に提出することになります。国外転出届を提出すると、所得税は翌月から、住民税は翌年から納付義務がなくなります。また、国民健康保険は失効し、国民年金加入義務はなくなります。国民年金は留学中も任意で続けることは可能だそうです。


生活セットアップ編
渡米後まず何をしたらいいかお話します。ミシガン(アナーバー)特別なところもあります。

1.ソーシャルセキュリティーナンバーの取得

渡米して、とにかく一番最初にしなくてはならないのはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)をとること。
こちらでは、個人を特定するためのものとして、SSNが利用されてます。
電話、自動車の免許、ケーブルテレビの契約にはSSNが必要です。 これがないと、生活が始まりません。 しかし、申請してから発行されるまで2-3週間かかります。それが届く間での間、生活セットアップができないことになります。ですから、とにかく、一番に連邦のオフィスに行きましょう!

アナーバーの場合はダウンタウンにあるこちら
Federal Building
200 E. Liberty Street, Ann Arbor, MI

必要なものは、パスポート、ビザ、DS2019



2.アパート探し
3.セットアップの買出し
4.銀行口座の開設
5.電話の開設
6.ケーブルテレビ、インターネットの開設




7.運転免許証の取得

国際免許証の有効期間は1年といわれていますが、州によって違うようですので注意が必要です。ミシガンでは半年といわれていますが、ちゃんとした法律がないらしく、期間内でも認められないことがあるそうです。国際免許証ではこちらの車の保険(AAA)には入ることができません(この点、先に話したJALファミリークラブの海外赴任者総合保障制度に入っておくとAIGISという保険に加入することができます)。国際免許証は基本的に価値がないものと思っていた方がよいです。こちらの免許を取るのにもまったく役に立ちません。運転免許証は身分証明書として使えますので(そうでなければ常にパスポートを持ち歩かないといけませんから)、早めに取得しましょう。

アナーバーではSecretary of State という機関がおこなっています。以下、ミシガンの場合
353 North Maple,Ann Arbor,MI 48103
(tel)665−0627
http://www.sos.state.mi.us

ここ数年のうちに急に法律が変わっています。実際に受けに行く前に必要書類等チェックすることをお勧めします。

提出すべき書類は、
(1)パスポート、ビザ
(2)住所を証明する書類
(3)日本の免許証とその翻訳
(国際免許証は不可)

(2)はアパートの契約書や公共料金の請求書など。(3)は自分の日本語の運転免許証の内容を、きちんとした機関で英語に翻訳したものが求められます。翻訳機関はSecretary of Stateでも紹介してくれます。

これらを持って受付すれば、すぐにその場で筆記試験の受験が可能です。予約も必要ありません。ミシガンでのルール等が載っている「What Every Driver Must Know」を読んでおくことをお勧めします。問題は日本語版があるので、日本語で受けたい場合は受験前に日本語版をリクエストしてください(ただし日本語の間違いやおかしいところもあります)。制限時間はなく、勝手に始めて勝手に終了してその場で採点してもらいます。40問くらいあって、10問までの間違いなら合格です。もし合格できなくても、また問題用紙をもらって何度でも合格するまで受けることができます。

筆記試験に合格すると、1セントレシートと呼ばれる簡単な合格証書をもらいます。手数料を別に払えば Temporary Permit (仮免許証) を作ってもらうことも可能です。同時に 路上試験が受けられる機関の一覧をもらいます。その中から自分で好きなところを選んで自分で電話で申し込みをします。
受験する際は自分の車を使用します。まだ車を持っていなければ借りられる所もあるので確認してみてください。
ちなみに私はABCというところで受けました。

路上試験の持ち物は電話で申し込む際に言われますが、以下のものだと思います。 
1セントレシートまたはTemporary Permit、自動車の登録証、保険の証書、受験費用$45程度。



留学準備Q&A
このコーナーでは私が実際に留学前の準備で困って友人や先生方などにたずねた質問とその答えを中心に紹介していきます。(随時追加していきます)


Q.いつ頃からビザの準備を始めたらいいんですか?
A.最速で手続きをしたんですがそれでも2か月はかかりました。最近ではJ-1 VISAをとるのにも面接が必須なので(4月からプロジェクトに参加するなら)年内には始めたほうがいいですね。
VISAの申請には給料を相手のラボからもらうという英語の証明書、DS-2019が必須です。結構取得に時間がかかります。これをもらうだけで1か月かかりました。それからVISA申請なので。
(いろんな話を聞くと、DS-2019取得に数ヶ月かかる場合もあるようです)

Q.DS-2019は早くとってもいいんですか?
A.DS-2019は給料証明がないととれないんですが、給料が出る期間がすなわち滞在期間になります。そのため4月から給料がでる場合、滞在期間が来年の4月からになると思います。この場合DS-2019は早めにとってもかまいません。結局VISAは4月1日以降の日付になるので。これがないとVISAの申請ができないのでできるだめ早くとった方がいいです。これが一番時間がかかります。

Q.保険は向こうの学校のほうから紹介してくれるんですか?
A.J-1 VISAの人はアメリカの保険に絶対に加入しないといけないです。基本的にこれは学科の秘書などからDS-2019と一緒に学校の健康保険の申込書が送られてきます。自己負担が低いものから高いものまであって自分で選択することになります。
なお、入国後は、かかりつけの医者を選ぶことになります。

Q.最近向こうの事務と連絡を取り始めました。英文メールを書くときのマナーや使える表現を教えてください。
A.Dear ではじめる。
Thank you very much for your e-mailやThank you for your kindly assistanceなどもいれる。
丁寧な表現であるI would like to-, Could you-?を使う。
質問は番号を入れて箇条書きにするといいかも?
事務的な内容以外にもちょっとした生活状況なども書く
最後はSincerely yours(敬具)で終わる。
2回目からは少しフレンドリーに書くといいかもしれないです。
それと期限がある書類は日にちをきちっと言って何日までに欲しいですとか書いたほうがいいです。アメリカ人は結構ルーズなので。

Q.ビザの期限より早く入国できますか?申請するときに渡米する日にちが決まっていないといけませんか?
A.留学はVISAの期限が始まる1か月前から入国可能です。VISA申請のときにはだいたいの渡米の日にちを書かなくてはいけないんですが、必然的に滞在期間の1か月前からVISAの有効期限がはじめになります。おそらくDS-2019の滞在期間の初日の前後になると思われます。

Q.ビザはどれくらいで届きますか?
A.VISAは面接後1週間で郵送されてきます。

Q.クレジットカードは必要ですか?
A.基本的にはVISAカードを一枚持って行きたいですね。
日本の郵便局の口座のVISAカード(永年年会費無料なので)と三井住友VISAカードを持っています。三井住友銀行はon line バンキングがあってアメリカからでも日本の銀行の振込ができたり残高を見れるのがいいです。

最新更新日 2007年6月5日
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